JDDA RULE BOOK ジャパンドラッグドライバーアソシエーション競技規則 第1章 総則 第1 条 競技会の名称 JAPAN DRAG DRIVER ASSOSIATION 略称をJDDA とする。 第2 条 競技格式 JAF 未公認(笑) 第3 条 競技会の主催者 JAPAN DRAG DRIVER ASSOSIATION 第4 条 競技内容 4 輪によるドラッグレーシング&チャンピオンシップ 第5 条 開催日及び開催場所 開催日:各年頭に発表する 開催場所:日本ドラッグレースウェイ/セントラルサーキット 第6 条 開催クラス、及び参加車両 本競技会に参加する車両は本特別規則書・第3 章の各クラス規則に合致した車両でなくてはならない。 JDDA で設定しているクラスにエントリーできる車両は「ドアカー」のみ。 ドアカーとは、ドライバーが乗降できるサイズのドアを有しているマシンをいう。 他のカテゴリーの車両に関しては、オフィシャル裁定に従う。 ●クラス分け 【EAST】 PRO DRAG------タイム制限なし EASTのトップカテゴリー タイム目安 なし PRO GT-R------タイム制限なし GT-Rワンメイクのトップカテゴリー タイム目安 8秒台 PRO COMP ------タイム制限なし PRO DRAGに準ずるFR/FF/4WD車輌(GT-R以外)タイム目安 8秒台?9秒前半 EXPERT------タイム制限なし GT-Rを含む4WD/2WD車輌のカテゴリー タイム目安 9秒999?9秒000 ■OPEN CLASS OPEN 10------10 秒000 までのクラス  予選&決勝時にそれ以上のタイムをマークすると失格。 6点式ロールケージ義務。サイドバー義務(純正サイドビームある場合は推奨) OPEN 11------11 秒000 までのクラス  予選&決勝時にそれ以上のタイムをマークすると失格。 OPEN 12------12 秒000 までのクラス  予選&決勝時にそれ以上のタイムをマークすると失格 OPEN 13------13 秒000 までのクラス  予選&決勝時にそれ以上のタイムをマークすると失格。 ○WESTのみ OPEN V8/NA/が申込台数に応じて設定される ATTACK/ATTACK Kあり。 ●EAST&WEST ともに、クルマ1 台に2 名のドライバーがエントリーするダブルエントリーを認める(ただし、クラスが違い、スムーズに進行ができる場合のみ) 第7 条 オフィシャル JDDA のオフィシャルの名簿は競技会の前に公式通知する。すべての参加者は、オフィシャルの指示に従う義務を負う。 第8 条 ゼッケン、クラス区分表示 1. ゼッケン 参加車両はゼッケンを表示しなければならない。ゼッケンは、明確に判断できるようにフロントと両サイドに表示すること。不明確な場合は競技出走の権利を取り消す。 PRO は全エントリー自己申告ゼッケン装着のこと OPEN は自己申告する場合のみ ただし、ゼッケンの大きさは天地10cm 以上であること また、各クラスの01?09 までは前年のシリーズ順位1 位~9 位までの番号とする。 ●申告可能ゼッケン PRO DRAG/PRO GT-R/PRO COMP-----810-899 EXPERT-----910-999 OPEN 10-----010-099 OPEN 11-----110-199 OPEN 12-----210-299 OPEN 13-----310-399 OPEN R30----R10-R99 OPEN NA-----710-799 OPEN V8-----410-499 2. クラス区分 参加車両はクラス区分をゼッケンの前に表示することを義務付ける。クラス区分は、明確に判断できるように表示する。不明確な場合は競技出走を取り消す。 3. ゼッケン、及びクラス区分表示位置 ゼッケン、及びクラス区分表示は車体の前面と両側面に表示されなければならない。 第9 条 1. 参加条件 JDDA の主旨を理解し、JDDA に参加する技量とマナーを備えていること。そして、このルールブックを理解し、賛同していること。 2. 未成年者 参加申込時において20 才未満の競技ドライバーは親権者の承諾を必要とする。 第10 条 競技ドライバーの装備 1. ヘルメット SNELL規格フルフェイス形式に限る。シールド必要 2. レーシングスーツ 全参加者に難燃性の素材を使用したレーシングスーツの着用を義務づける。(ただし2011 年度はOPEN10 以上のクラスのみとする) 3. レーシンググローブ 完全に手が覆われるものに限る。手首を覆うものが、より望ましい。 第11 条 参加申込先 JDDA 事務局 〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-30-1-703 TEL0422-43-1147/FAX0422-48-105 ●JDDA EAST 口座 三井住友銀行吉祥寺支店普通6970071 名義「JDDA」 ●JDDA WEST 口座 三井住友銀行吉祥寺支店普通7035876 名義「JDDA WEST」 第12 条 提出書類 1. エントリー用紙&参加車輌データ 2. 誓約書 3. 申込方法 指定の口座にエントリーフィを振り込み、提出書類をFAX あるいはメールで送る。 4. 参加受理 競技会への参加申込が正式に受理された参加者には、エントリー受理一覧をHP 上に掲示する。HP 上で確認できないエントラントは、事務局に個別確認のこと。また、エントリー受理一覧は仮受理であり、競技会当日の受付により正式エントリーとなる。 5. 参加申込手続補足 1 参加の拒否 競技主催者は参加申込に対し理由を示すことなく参加を拒否することができる。 この場合、参加費用は事務手数料を差し引いて返還する。 2 申込締切り 競技主催者は締切日前に参加申込を締切ることができる。また、締切日以降でも参加を受け付けることができる。エントリーのキャンセルに関しては、最低でも開催初日の3 日前までに事務局まで申し出ること。それ以降は受け付けない。また、提出書類のいずれかに不正があった場合、参加申込は無効となる。この場合参加費用は没収となる。 第13 条 参加費用 【EAST】 ●PRO DRAGクラス 4万8000円(ピット&トゥーイング含む) ●PRO クラス 2万5000円 ●OPEN 10&11&12クラス 2万円 ●OPEN 13クラス 1万5000円 ●トゥーイングカー&ピットカー 3000円 ●ピット使用 1万円 ●テント設置 1万円 【WEST】 ●PROクラス 2万5000 円 ●OPEN クラス 2万円 ●ATTACK&ATTACK K-CAR 1万円 ●トゥーイングカー&ピットカー 3000 円 レース申し込み後、トラブル等が原因でのキャンセルは、レース開始前3 日(10 日/11 日開催の場合、7 日まで)まで認める。2010 年度は、以下のように緩和策をとる。エントリーフィは次戦に限ってスライドを認めるが、手数料5000 円を差し引く。 また、次戦にスライドしたものの、次戦にエントリーができない場合は、更に手数料5000 円を差し引いて返還する(合計1万円となる)。 次戦以降へのスライドは認められない。 なお、天候等によって、延期の場合、当日参加できない場合に、エントリーフィの払い戻しはしない。 ピットに関しては、基本的に申し込み書と振込が早いものの順番とする。ただし、EASTに関しては、〆切までに申し込んだPROクラスが優先権を得るものとする。 それ以外の特別措置に関しては、HP 等にて告知するが、参加者自身が確認するようにすること。 第14 条 トーイングカー&ピットカー 1. トーイングカーは、競技走行以外の自力走行をしない競技車両を牽引するために使用する。 ピットカーの使用はあらかじめ申告し、3000 円を支払うこと。 トーイングカー&ピットカーにはゼッケンとクラスを表示することを義務付ける。 自賠責保険の加入を義務付ける。競技車両の競技参加以外の目的によるパドック移動を禁止する。 第15 条 出場受付 JDDA への参加は、レース当日に受付にて、エントリー受付をすることで実施される。受付時間・場所は公式通知に示す。定められた時間内に本人、もしくは代理人が必要書類を提出して競技書類、ピットカーパス等を受け取ること。時間外の受付は行なわない。 第16 条 公式車両検査 1. 参加車両は参加受付後に公式車検を受けなければならない。車検実施の場所は公式通知に示す。 2. 公式車検を受けない車両は競技に参加できない。 3. JDDA オフィシャルは、安全性他について不適当と判断した車両を車検不通過とし、修正の指示もしくは競技への不参加を命じる権限を持つ。車検不通過となった車両は、不適当と指示された箇所を修正して再車検を受けることができる。 第17 条 公式通知、ブリーフィング 1. 公式通知 公式通知は、競技、競技運営等に関する変更・通達事項、競技結果等を通知するものである。公式通知の決定内容は本特別規則内容に優先する。公式通知によって競技規則、車両規則等の大きな変更を行なう場合もあるので、競技参加者は公式通知内容を必ず確認・把握することを義務付ける。 2. ブリーフィング ブリーフィングとは、原則として競技開始前に行われる説明会のことである。競技の諸注意や変更・通達事項等を競技会関係者から参加者へ説明する。競技ドライバーはブリーフィングに参加することを義務付ける。代理人等は認めない。 ブリーフィングへの不参加者には罰則が与えられる。ブリーフィングは、競技開始前以外にも行われる場合がある。この場合は事前に放送等でブリーフィングの開催通知をする。 第18 条 計時 1. 計時はスタートからゴールまでの所用タイムを1/1000 秒単位まで測る。 2. 本競技会の計時は光電管装置によって行い、その計測値を記録とする。 光電管装置の故障等の場合は、ストップ・ウォッチにより1/10 秒単位の計測を行ない、それを記録とする。 第19 条 競技方式及びスタート方式 1.  競技方式 すべてのクラスの競技方法は、ラダーによる勝ち抜き戦とする。 1 予選 予選は最大3 回行なう。予選はタイムトライアルであり、2 回のE/T(区間タイム)の上位タイムを記録とする。この記録によってラダーポジションを決定する。参加台数、状況によって1 回の予選で決定する場合もある。また、OPEN クラスのタイム制限のあるクラスでは、予選時にその制限タイムを超えた場合は失格。決勝ラダーへの出走はできない。 ただし、その上のタイム制限クラスに移行して、予選タイム結果をもとにした決勝ラダーに進出することが認められる。 2011 年度のJDDA EAST では、2 日目のみ参加のドライバーは、当日朝、2 回の予選を行う。前日から参加のドライバーは前日2 本、当日1 本となる。 ただし、状況により、変化することがあるの。最終決定はオフィシャルが行う。 2 決勝 決勝は2 台ずつの勝ち上がり方式とする。2 台がスタートシステムによってスタートし、先にゴールラインを通過した者が勝者となり、次のヒートに進む。参加台数により最大4 ヒートを行なう。競技詳細は本規則書の第2 章・競技規則を参照のこと。 2. スタート方式 1 プロスタート PRO クラスは原則としてプロスタートを用いる。 2 ストックスタート OPEN クラスは原則としてストックスタートを用いる。 スタート方式の内容は本規則書の第2 章・競技規則を参照のこと。 第20 条チャンピオンシップ・シリーズポイント ラダー競技、タイムトライアル競技共に予選に関して下記のポイントを定める。 1.予選ポイント ■予選 1 位…………20 2 位…………18 3 位…………16 4 位…………14 5 位~6 位……12 7 位~8 位……10 9 位~12 位……8 13 位~16 位……6 2.決勝ポイント ■ラダー競技 決勝順位ポイント(16 台の場合) 優勝…………250 2 位……………200 準決勝敗退……150 2 回戦敗退……100 1 回戦敗退……50 3.タイムトライアル競技 ■決勝順位 1 位…………100 2 位…………90 3 位…………80 4 位…………70 5 位~6 位……60 7 位~8 位……50 9 位~12 位……40 13 位~16 位……30 4.特別ポイント 全クラスにおいて、下記内容に応じた競技参加者に特別ポイントが与えられる。 ラダー時最速R/T タイム者……20 ラダー時最速E/T タイム者……20 5.シリーズ順位の決定 1JDDA 全戦の取得ポイントの合計によって、各クラスの順位を決定する。 中止等で開催回数が減った場合等、シリーズポイントの成立はその年度の3分の2 以上の開催が成立してることが求められる。 2 順位の決定にあたり同ポイントの場合には優勝回数、あるいは上位入賞回数の多い者を上位とする。 3 同ポイントで優勝回数、あるいは上位入賞回数が同じ場合は、最終戦の成績を優先する。 第21 条シリーズ賞典 1.全クラス 1 位・・・主催者楯 第22 条損害の補償 本競技に関連していかなる損害が発生しても、本競技の主催者、競技役員、コース所有者、及び管理者を含む競技関係者は一切の補償責任を負わない。 第23 条競技会の中止・打切り 1.不可抗力や保安上の問題等から、競技会の実施・続行が困難になった場合は オフィシャルの決定により競技会を中止する。この場合、エントリー費用等の返還は行なわない。 2. 競技途中で続行が危険、もしくは続行不可能と判断された場合はオフィシャルの決定により競技を打切る。この場合、全クラスが1 回以上の走行を終えていれば競技は成立したものとする。 第24 条規則の実施 本規則は発行と同時に実施する。本規則の解釈に関する疑義の判断は主催者が決定権を持つ。 第25 条規則の修正、変更、取消 大会運営を行なうオフィシャルは、いつでも本規則の修正、変更、取消を行なうことができる。修正、変更、取り消しがあった場合は公式通知によって発表する。 JDDA 競技規則 第2章競技規則 第1 条ドラッグレース定義 ドラッグレースは、2 台の競技車両が共有するスタートラインよりスタートシグナルによって走行を開始し、原則としてゴールの先着順番で勝敗を決める競技とする。また、E/T(スタートラインからゴールラインまでの区間走行タイム)を競う競技も含む。走行距離はSS1/4 マイル(402.33m)で行なうことを原則とするが、開催場所・開催クラスによって変更する場合もある。 第2 条 ラダー競技ラダー競技とは、原則として2 台の競技車両が共有するスタートラインよりスタートシグナルによって走行を開始し、ゴールの先着によって勝敗を決める競技である。競技は最大16 台のトーナメント(勝ち抜き)によって行なわれ、勝者を決定する。 1.予選規則 競技参加者は予選に参加しなければならない。 1予選出走順 予選出走は原則として競技参加申込みの先着順を踏まえて、競技会事務局によって決定する。走行レーンに関しても同様とする。 2予選はE.T によって決定する。 予選は最大3 回行なう(EAST のみ、WEST は1 回)が、競技の諸事情により1 回で行なう場合もある。 3予選はE/T によって決定する。 4 各競技者の最高E/T によって、上位から決勝の出走順を決定する。 E/T が同じ場合はゴール通過速度の高い者を上位とする。速度が同じ場合は リアクションタイム(R/T)のよい者を上位とする。この場合、R/T が0.400 秒以下の者は下位となる。 5予選時にタイムオーバーしたドライバーは失格 決勝時にタイムオーバーしたドライバーは失格 (ただし、出走嘆願書を規定時刻までに提出したドライバーには、上位クラスのラダーに出走することが認められる。しかしながら、その順位は、上位クラスの最後尾につくものとし、上位クラスのエントリードライバーが優先。当然のことながら、16 台ラダーが埋まっている場合は予選落ちとなる。出走申請したドライバーの順序は、予選タイム順となる。) 2.ラダー ラダーとは決勝ヒートにおける2 台ごとの対戦トーナメント順のことをいう。 1ラダーの決定 予選の結果によって各競技者のラダーが決定する。一度決定し公式発表した対戦のペアリング、及びラダーポジションは変更しない。 2 ラダー競技のドライバーは予選後及び各ヒート後にラダー表を確認し、自分の3 対戦相手、出走順、コース選択権を把握すること。 3.シングル走行 ラダー競技において対戦相手がいない場合、1 台での走行となる。この場合、ステージング後スタートランプが点灯した時点で勝者となる。 ただし、コースアウト等の失格事項を行なった場合、E/T は無効となる。 第3 条タイムトライアル競技 タイムトライアル競技とは原則として2 台の競技車両が共有するスタートラインからスタートシグナルによって走行を開始し、ゴールまでのE/T を競う競技である。 1.競技概念 競技は原則として2 回~3 回のタイムトライアルとする。各クラスの全走行における最高E.T によって勝者を決定する。 2.ダイヤル・イン 2 台の競技車両出走時にE/T を自己申告し、その内容に応じて変速したスタートシグナルによって、2 台の競技車両が共有するスタートラインから走行を開始する競技方法。自己申告タイムにより近いものが勝者となる。 3.インデックス・タイムトライアル あらかじめ定められたインデックス・タイムによって分けられたクラスに参加する競技方法。インデックス・タイムにより近いE/T を記録した競技者が勝者となる。 第4 条走行レーン選択 1.ラダー選択 左右レーンの選択権は、予選を含めた前ヒートのE/T が上位の者に権利がある。 2.タイムトライアル競技 各ヒートの走行レーンは競技会事務局からの指示による。 第5 条走行規則 1.エンジンスタート 全ての競技車両は電気式等のスターター、キックによるエンジン始動を義務付ける。押しがけによる始動は認めない。競技中のエンジン始動はコース員の指示に従って行なうこと。 2.バーンナウト 競技走行前に駆動輪を空転させ、タイヤを暖めることをバーンナウトと呼ぶ。 1バーンナウトエリア バーンナウトはコース上のバーンナウトエリアのみで行なう。 パドック他等のバーンナウトエリア外でのバーンナウトを禁止する。 2バーンナウトの規制 バーンナウト中における競技車両の方向転換は認めない。 3バーンナウト中における危険と見なされる行為は認めない。 4バーンナウト時にはいかなるものも車両に触れたり掴まってはならない。 5バーンナウトの際に使用できるのは水のみとする。水はオフィシャルのみが扱う。 6バーンナウト時にセンターラインをオーバーした場合に失格とはならない。 7バーンナウトの時間と距離は適正に、且つ対戦者同士が同時に行なう事が 望ましい。 3.ドライホップ ステージング前に瞬間的な急発進を行なうことをドライホップという。 1ドライホップはバーンナウトエリアからツリーの間で行なう。 2ドライホップの規制 ドライホップは1 回のみ許される。PRO クラスと4WD は、バーンナウト後にツリーを越えるドライホップを1 回のみ認める。4WD以外のOPENクラスはバーンナウト後にツリーを越えることは認めない。 3車体のコントロールを失うドライホップを行なった競技者は失格とする。 4ドライホップは周囲の安全を充分に確保して行なうこと。 4.ステージング ステージングは2 台の競技車両が、共にスタートライン前のステージングラインに設置されたプレステージビーム・ステージビームを車両によって遮断し、プレステージライト・ステージライトを点灯させるスタート準備行為のことである。ステージングを完了する事によって、スターターがスタートシステムを作動させ、スタート開始となる。ステージングを行う場所をステージングエリアと呼ぶ。 1 ステージング義務 競技に参加する全車両はステージングを行なった後にスタートしなければならない。 2 セルフステージ 競技車両は自力によってセルフステージしなくてはならない。クルー等の助力によってステージする事を禁止する。 3 ステージングライン ステージングラインの確認は肉眼によって行なうこと。電子機器等の機械による車両の誘導を禁止する。プレステージビームまでのクルーによる誘導を認め る。 4ステージング時の失格・禁止事項 1 ステージライト点灯後にクルーが車両に触れることを禁止する。 車両の進路修正等はステージライト点灯前に行なうこと。 2 2 台走行の場合、相手がプレステージライトを点ける前にステージライトを点ける事を禁止する。基本的には、オフィシャルが指示をしてステージングをやり直すが、その判断はオフィシャルが決定する。オフィシャルの指示に従うこと。 3 ステージングに過度な時間を掛ける事を禁止する。ステージング完了までは適度な時間を費やしても良いが、著しく遅い場合(限度10 秒)は失格の対象になる。失格の判断は、オフィシャルが行なう。 4 有効なステージング完了後に再度ステージングをやりなおす事を禁止する。 5 ステージング完了後、スタートシステムが作動する前にステージライトを消灯 させた場合は失格とする。但し、PRO クラス以外で、オフィシャルの指示によりやり直しをすることを認める。 5. スタートシステム スタートシステムにはプロスタートとストックスタートの2 種類がある。 1 プロスタート ステージ完了後、左右のプレステージ・ステージライト下の3 個のアンバーライトが点灯し、その後、左右のスタートシグナルが同時に点灯する。全アンバーライト点灯後、スタートライト点灯までに0.4 秒の間隔がある。全アンバーライト点灯前に競技車両がスタートラインを越えた場合、フライングとなる。フライングの場合にはレッドライトが点灯し、失格となる。 2 ストックスタート ステージ完了後、左右3 個のアンバーライトが0.5 秒間隔で上から下へ点灯し、左右のスタートライトが同時に点灯する。全アンバーライト点灯後、スタート点灯までに0.5 秒間隔がある。アンバーライト点灯前、及びスタートライト点灯前に競技車両がスタートラインを越えた場合、フライングとなる。フライングの場合はレッドライトが点灯し失格となる。 3 付則 スタート後に、なんらかのアクシデントが原因で、計測システムが不良となった場合(落ち葉が光電管を切った場合等)は、そのラダー対戦をやり直すものとする。適宜なクールダウン時間の判断は、オフィシャルが行い、できるだけ決勝戦まで行なうようにするが、時間切れ、天候等の理由により、決勝が不可能な場合は、それ以前のE/T タイムでの優勝決定となる場合もありうる。ダイアルイン競技の場合、対戦者の申告タイムにより、左右のアンバーライト点灯、及び左右のスタートライト点灯のタイミングが変則となる。 6. 失格・禁止事項 1 エンジンの不始動 エンジンスタート指示を受けながらもエンジンが始動しない場合、または故意にエンジンを始動しない場合は失格とする。但し、オフィシャルの判断で決定する。 2 エンジン停止 PRO クラスがバーンナウトエリア以降においてエンジンが停止した場合は失格とする。再始動は許されない。OPEN クラスは1 回のみ再始動を許す。 3 タイムオーバー オフィシャルからのステージ指示にも関わらずステージしない等、競技の進行を妨げた場合は、失格とする。但し、オフィシャルの判断で決定する。 4 ゴール不能 有効なスタート後、コースアウト、センターオーバー、接触等の失格行為を除いて1 分以内にゴールしない場合は59.99 秒のE/T となる。 5 ファール ステージング完了後、スタートシステムの作動に関わらず、ステージランプを消灯した場合をファールスタートと呼ぶ。 ※いかなる場合もスタートシステムが作動する前にステージランプを消灯した場 合は失格となる。 ※ラダー競技の決勝ヒートにおいて、スタートシステムの作動後にファールスタートした場合は失格とする。この際、対戦者双方がスタートシステムの作動後ファウルスタートした場合はスタートライトの対する反応時間で判定する。 ※ 対戦者の一方がスタートシステムの作動後ファウルスタートし、もう一方がコースアウト・接触の失格行為を成した場合は、後者の当該ヒートを無効とする。この場合、前者は競技会審査委員会の裁定により協議に復帰できる場合がある。 6 コースアウト・接触 1. 競技走行中に車両の一部が走路のセンターライン、サイドラインの塗装面を完全に越えた場合は失格となる。 2. コース上に設置された機器類、(コーン等の補助用具を含む)に接触した場合失格とする。 3. ガードレール、ガードウォール等に接触した場合は失格とする。 4. 上記1~3 項において、自レーンに入った対戦相手との接触を避ける為等の危険回避によって成された行為は除く。 7 U ターン バーンナウト後、スタートまでに故障等で走行不能となった場合は相手レーンに入ってU ターンすることを禁止する。自レーンにおいてもU ターンを禁止する。 8 リーク オイル、冷却水等が漏れた状態でのレーンの進入、又は走行する事を禁止する。判断はオフィシャルが行なう。 第6 条競技の成立 各競技において、全クラスの競技者が1 回の走行を終了した時点で、競技が成立す る。この時点で協議が終了となった場合の競技結果は、1 回の走行で記録したE/T によって決定する。 第7 条競技特別規則 1. マッチレース ラダー競技において参加台数が2 台以内の場合は、3 回以上のマッチレースとする。マッチレースにおいては勝ち数の多い者を優勝者とする。 2. 混走競技 各クラスにおいて参加台数が少ないときは、ラダー、ヒートの種別内で別クラス同 士の混走を行なう場合がある。 第8 条その他の失格事項 1. 複数車両、及び同一車両使用の禁止 競技参加者が同クラスで2 台以上の競技車両で参加する事は認めない。同一クラスで同協議車両を2 人以上の競技参加者が使用することは認めない。 2. 競技外走行 競技車両の競技参加目的以外での走行を禁止する。 3. 危険乗車、危険走行の禁止 パドック、リターンロード等、競技会開催においては徐行を厳守する。競技車両、トーイングカー、自転車等いかなる車両も危険走行と判断された場合は当該チームは失格となる。この判断は競技関係者、及び競技参加者によって成される。トーイングカーへの乗車時、危険と判断される乗車は認めない。但し、緊急車両、オフシャル車両は対象としない。 4. 立ち入り場所の制限 競技走行中は当該クラス参加チーム以外の参加者が競技コースに立ち入る事を禁止する。また、バーンナウトエリアの後方は走行待機チーム以外の立ち入りを禁止する。リターンロードは牽引目的以外の立ち入りを禁止する。スターターエリア、コントロールタワーへの立ち入りを禁止する。 5. 妨害行動、暴言等の禁止 競技会参加者が競技の運営を妨害するような行動・言動をしたり、競技関係者、及び他の参加者を妨害・中傷した場合は、いかなる理由があっても失格とし、競技開催場所からの退場を命じる。 6. 競技会の判断 オフィシャルの競技判断で失格とする場合がある。この場合には、失格の明確な理由を示すものとする。 第9 条その他の事項 レース開催中に、コース上にオイル等をまいて競技を中断した場合、ブレーキクリーナー等の代金を支払う(ブレーキクリーナーとウエス等は、JDDA で準備したものを使用する。コースを汚したエントラントは、その代金(1万5000 円程度)を支払う。 JDDA 車両規定 第3章 車両規定 第1 条 共通車両規定 1. エンジン・排気量 4 輪車用エンジンに限る。競技者は事務局に競技車両の正確な型式、排気量を申告すること。JDDA で設定しているクラスにエントリーできる車両は「ドアカー」のみ。ドアカーとは、ドライバーが乗降できるサイズのドアを有しているマシンをいう。他のカテゴリーの車両に関しては、オフィシャル裁定に従う。 2. オイルキャッチタンク 全ての競技車両にオイルキャッチタンクの装着を義務付ける。タンクは高温に耐え容易に破損せず、排気量と同等の容量を確保すること。タンクはボルト、ナット、スチールバンド等で確実に取り付けること。粘着テープ、タイラップ、針金等のみによる取り付けは認めない。タンクの開放ホースはエンジンにリターンさせることが望ましい。(ただし、純正エンジン&補機類のままの車両の場合は、純正方式のままで可。オイルキャッチタンクの必要はない) 3. シートベルト、ヘルメット、グローブ、ネックガード 全ての競技車両に4 点式以上(4 点支持×4 点固定)のシートベルト装着を義務付ける。また、シールド付きのフルフェイスヘルメット、レーシンググローブの着用を義務付ける。PRO8 クラスには、5 点式シートベルト、セーフティネット、ネックガ ード装着を義務付ける。他のPRO クラスには、強く推奨。 4. ロールケージ 全ての競技車両に6 点式(ドライバー前方に2 点以上の支点があること)以上のロールケージ装着を義務付ける。材質はスチール、もしくはクロモリ。アルミは不可。(ただし12 秒台のみは、6 点式を強く推奨。終速が200km/h を超えるマシンは6点式以上を義務付ける)。 また、E/T が9 秒に入るPRO クラスは、運転席側にサイドバー装着を義務づける。 OPEN10 クラスは運転席側にサイドバー装着を義務づける(純正ドアのサイドビームがある場合は推奨)。 5. 燃料系統とコクピットを隔てる防火隔壁 ドライバーの安全を守るため、燃料タンク&ラインとドライバーを隔てる金属製の 隔壁装備。 6. ドアの内張 前部ドアの左右内張を装着すること。純正以外も可。 7. DRAG シュート、DRAG ネット、ファニーカーケージ、ハンス、プロペラシャフトシャフトループ PRODRAGは義務。また、終速が250km/h を超える車両には、ドラッグシュートを強く推奨する(WEST の場合は240km/h 以上)。また、ドライブシャフトのループ装着を強く推奨する。2011年度の 詳細に関しては、別表を参考のこと。